PKUの食事制限。
まず、フェニルケトン尿症(PKU)のお子さんを持つことになった親御さんや、PKUの患者さんと知り合ったばかりのパートナーさんが最初の方にぶつかる壁、抱える悩みとしては、その、実質「食べてはいけないもの」の多さ、ではないでしょうか。
お肉、魚介類、卵、豆類、乳製品、それから穀物(小麦粉や小麦粉を使った麺類なども)などの高たんぱくとされる食品は、量などの個人差はありますがほとんど食べることはできない、という現実に悲観する方も多いかもしれません。…私もそのひとりでした。
けれど最近では腎臓病食(※PKUは腎臓病ではなく肝臓ですが)など、低たんぱくの食品・食材もかなり増えてきていて、「実はこんなに食べられるものがあるんだ!」と感動すらしている、というのが私の率直な感想でもあります。
幸い、アレルギーのように少量でも食べて直ぐ拒絶反応が起こるというわけでもないですし、工夫次第でPKUが食べられる食品、レシピは沢山あると思います。
たとえば、お米も表面を削った低たんぱく米がありますし、お醤油やお味噌など調味料もたんぱく質を抑えたり、大豆を使っていない商品なんかも今ではあります。それから、栄養成分表示が載っている商品も最近ではやっと増えてきました。
本来乳製品も高たんぱくですが、牛乳の代わりにオーツミルクを使ったり、チーズの代わりに豆乳シュレッドを使ったり、、きっと皆さんあれこれ工夫して様々なレシピを編み出しているのではないでしょうか。
このサイトでも、そんな工夫レシピを少しずつ載せていけたらいいなあ、と考えています。
冒頭に戻りますが、どうかPKUのお子さんをもった親御さんや、PKU患者さんと知り合ったばかりのパートナーさんも、過度に悲観し過ぎず、、一緒に食事を楽しんでいくことも出来ることを知っていてほしい、と強く思います。
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